毎年健康診断を受けるように、大切な骨密度を老後は定期的に検査した方が良いと思い
近くの個人病院に行って来ました。
事前に電話でおよその費用も確認しておきました。
検査には自信がありましたが、実際はどうなのか。少し心配です。
今回の検査は手の骨を使ってX線で骨塩の量を計測し、骨の密度を推定するMD法でした。
写真のような感じです。
レントゲン室の片隅に置かれていました。
左前腕を測定器に合わせて置きます。
X線撮影し、終了です。検査時間は約5分程度です。
費用は検査だけなので、保険証提示で1270円。思ったよりも安かったですね。
写真のような検査結果が直ぐにプリントアウトされます。
私は63歳、緑の平均の帯を突き抜けて上にある四角が私の数値。
同じ年齢の人と比較して115%多く、成人若年者と比較しても103%多いという結果が出ました。
昨年は膝痛でランニングをあまりしてなかったのですが、まずまずの成績でした。
来年はかかと落とし継続してさらに上を目指したいと思います。
骨密度とは、骨の硬さ(強さ)を表す尺度のひとつで、骨の中にカルシウムやマグネシウムなどの
ミネラルがどのくらい詰まっているかということを数値化したものだそうです。
高齢化社会になり、骨粗鬆症(骨量が低下することによって骨がスカスカになって折れやすくなる病気)
などの骨密度低下による疾患が注目されてますが、高齢者だけではなく、極端なダイエットや運動不足
不規則な生活習慣から若い人にも急増しています。
骨量のピークは20歳頃と言われており、それが40代ぐらいまで維持されますが
女性は女性ホルモンの関係で閉経後に急速に骨量が減少してしまいます。
日本人の骨粗鬆症患者は、自覚症状のない人や予備群を含めると2000万人にのぼるといわれているそうです。
骨粗鬆症は自覚症状が出にくいですが、もしもこんな自覚症状を感じたら要注意です。
1.背が縮んだように感じる
2.背中や腰が曲がったように感じる
3.背中や腰の痛みを感じる
4.食欲不振、胃もたれ
5.息切れしやすい
もし骨粗鬆症になったら、骨折しやすい部位としては
・腕の付け根
・脊椎の圧迫骨折
・手首
・足の付け根
が多く、つまずいたり、転んだだけで、簡単に骨が折れてしまうことがあります。
骨粗鬆症を予防するにはバランスの良い食事と定期的な運動が必要です。
食事ではカルシウム、ビタミンD、ビタミンKなど、骨密度を増加させる栄養素を積極的に摂ること。
カルシウムとビタミンDを同時に摂ることで、腸管でのカルシウム吸収率がよくなります。
ビタミンKは腸内細菌によって、ビタミンDは外で太陽光を浴びる事によって
体内でも作られます。
食事で摂取したカルシウムを骨にする為に大事なのは運動です。
刺激を与えないと骨芽細胞が活性化して骨を作り出してくれません。
バレーボールのアタッカーの様なジャンプ運動が効果的なのですが、無理でしょうから
以前のトピックスでも紹介しているスキップやかかと落としに加えて
階段の上り下りやウォーキング、ジョギングがお勧めです。
特に女性の方は新年度が始まったこの4月に検査を受けて、この1年間改善運動されてはどうでしょうか。
先ずは自分の骨の実態を知る事が改善に繋がります。