同級生も続々と64歳の誕生日を迎えています。
いよいよ来年以降は老齢基礎年金が支給される65歳です。
今後の為に年金に対しての基礎知識を確認しておきましょう!
少し長くなりますが参考になればと思います。
同級生の自宅にはねんきん定期便が毎年誕生日月に葉書で届きます。
59歳の時には封書の「ねんきん定期便」で、年金加入記録の確認方法などを詳しく記載したパンフレットが届いているはずです。
1度中味をよく見ておいてください。
「ねんきんネット」会員の手続きをすればwebで自分のすべての記録をいつでも最新の情報で手に入れる事が出来ます。
今後貰える金額の試算も簡単に出来ます。
日本年金機構に詳しい情報が掲載されていますので参考にして下さい。
私は定年前に申し込んで年金の支給金額を試算をしました。
自営業でもサラリーマンでも老齢基礎年金は一律です。
40年納付で年額 77万9300円。夫婦だと2人で約156万円です。
老齢基礎年金は20歳から60歳までの40年間保険料を納付し、65歳から死亡するまで貰うことを基本としています。
実際には、保険料の納付期間が40年の満期という人は少なく、2017年8月からは「10年以上」納付していれば、年金がもらえます。
私たちの世代は大学時代に納付していないので、私の場合は71万くらいになってます。
老齢基礎年金の受け取りを65歳からではなく、60歳から繰上げ支給してもらうことができます。
逆に、70歳まで支給を繰り下げてもらうこともできます。
しかし60歳支給開始と、70歳支給開始では、年金額が2倍も違います。
60歳支給では年額 545510円
70歳支給では年額 1106606円
5年間繰り下げしたらお得と思いますが、年金を繰り下げる人は1.4%しかいません。
繰り下げた年金を取り戻すのに12年くらい必要なので、最低82歳迄生きなくてはなりません。
これから先、いつ亡くなるか分からないし
認知症になるかもしれない。また年金制度が破綻するのではと思っている人も多いというのが実態です。
週刊誌にも早く貰った方が良いという記事で溢れていますね。
これは皆さんの選択です。これから1年しっかり考えて下さい。
5年繰り下げ申請しても1年経過すれば、途中でやめても繰り下げた分は貰う事も出来ますので
健康に自信のある方はチャレンジしてみて下さい。
私は勿論チャレンジします!(実は断念しました)
老齢基礎年金の支給は65歳からですが、厚生年金は同級生の男子は61歳から、女性は60歳からです。
(昭和36年以降の誕生日の方は全て65歳からになります。)
無職であれば満額支給されますが
仕事をしていれば厚生年金支給金額と給料の合計が月額28万を超えると年金から差し引かれます。
単純に28万の月給が有る仕事をしていれば厚生年金の支給はありません。
65歳を超えると合計46万迄に拡大されますので、減らされる人は少ないでしょう。
現在月額10万の厚生年金の支給がある人は、月給18万くらいのストレスの無い
好きな仕事を探すのも、一つの選択肢です。
初めて知りましたが、加給年金と振替加算という仕組みです。
先ずは加給年金について
厚生年金に20年以上加入している方が対象です。
私の家庭の場合、65歳になったときに、家内は63歳になります。
家内が65歳になって老齢基礎年金を貰えるまでの2年間、年間38万9800円が追加で私に支給されます。
ただし配偶者が年上の場合は貰えません。若い奥さんがいる同級生はお得なので、忘れないでしっかり申請して下さい。
※ ただし奥さんが厚生年金の掛け金を20年以上払っている場合は貰えませんので注意!
老齢基礎年金を繰り下げしても、加給年金は貰えますので若い奥さんのいる同級生は、私的には繰り下げをお勧めします。
狸夫妻やたまちゃんのところは同級生同士なので残念ですが支給されません。
振替加算とは
加給年金終了後には年額 56748円(同級生の年齢の場合)の振替加算が妻の口座に継続して振り込まれます。
僅かな額ですが月に1回くらいなら夫婦で食事が出来ますね。
まだまだ年金の仕組みは分からないところが多いです。
あくまでも申告制なので近くの年金事務所まで1度相談に出かけると良いと思います。
年金番号を控えて、必ず事前に最寄りの年金事務所に予約して行きましょう。
いきなり行っても相談出来ない事もありますので。