体のサビを取りましょう!

6月に入って暑さが厳しくなってきました。

暑いと汗の量も多くなりますし、疲れやストレスで身体が悲鳴をあげます。
このストレスや運動、喫煙などによって、人の体内には活性酸素が発生します。
その活性酸素から、からだを守るためには、ビタミンCが大量に必要です。

りんごを切ってしばらく放置すると、黒く変色していきます。原因は空気中の酸素によって引き起こされる酸化です。
ところがビタミンCの水溶液につけておくと切った直後の白さが維持されます。
人間の体の中でも同じようなことが起こっているのです。ビタミンCをとると酸化によるサビを防ぐことができます。

ビタミンCを作れなくした(遺伝子操作)マウスを使った動物実験で、ビタミンCを極端に少なく与えたマウスの寿命が
普通に与えたマウスの1/4になるという驚愕の結果が出ました。
亡くなったマウスは老化が進んでいたそうです。

ビタミンCは別名アスコルビン酸といわれる水溶性ビタミンの一種です。

人間は他の多くの動物と違って、ビタミンCを体内で作ることができないため、食事などから摂取しなければなりません。

厚生労働省が発表した日本人の食事摂取基準 2015年版によれば、1日あたりの推奨量は100mg。
しかし、これはあくまでも不足のリスクを避けるための最低限の量です。

バランスの良い食事を朝、昼、晩と3食取って何とか達成出来る量です。

ちなみにビタミンCの代表格のレモン1個から20mgが取れると言われています。

専門家によると

・健康で過ごすための量・・・800mg以上
・美しくなるための量・・・1000mg以上
・病気を治すための量・・・症状による

このように推奨量以上にとる必要があると言います。

ビタミンCの摂取上限は基本的にありません。

*過剰摂取による副作用は、「10000mgの摂取でごくまれに下痢」「空腹時に2000mgの摂取でごくまれに吐き気」が報告されています。

さすがにこの量を食事から全て取るのは難しいです。

お勧めな方法は、昔から日本人がよく飲んでいた急須で入れた緑茶です。 
特に煎茶にはビタミンCが豊富に含まれるています。1日に何回かに分けてとるのがポイントです。
ビタミンCは水溶性で一度に大量にとっても尿や汗によって体から排出されてしまうからです。

ペットボトルのお茶にもビタミンCが多く含まれています。
もともとのお茶の葉に含まれてるビタミンCは、茶葉に加工する段階や抽出する段階で失われてしまいます。
それを補うためにビタミンCを酸化防止剤として添加しているのです。

写真1


写真を見てください。わざわざ緑茶の後にビタミンCと表記していますよね。

もうひとつはサプリメントで補う方法です。
市販のビタミンCの錠剤は一粒で500mgのものが多いです。
朝晩2回に分けて食後に取りましょう。これで1日1000mg取れます。

レモン1個に20mg相当のビタミンCが入っていると計算するとCCレモン500mlペット1本あたり
約1000mgのビタミンC(約50個相当)が入っているそうです。

私は週に2~3本は霊園で汗をかいたときに飲んでいます。

追記

ペットボトル1本には、かなりの量の砂糖が含まれています。飲み過ぎに注意!

ビタミンCはガンやさまざまな体の不調を防ぐためにも役立ちます。

• 風邪に対する抵抗力を高めてくれます。
• 発ガン物質の生成を抑えてくれます。
• ストレスを感じたときに分泌される抗ストレスホルモン(アドレナリン)の増大に役立ちます。
• 二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドの分解を促進します。

私たちの身近にある大切な栄養素、ビタミンC。
生命を維持するのに必要不可欠で、からだの中でこれだけ多くの働きをしてくれるのです。
美肌と健康のために、日々の生活の中でしっかり摂取したいですね。

※ 食材100gあたりのビタミンC含有量が多い食べ物

アセロラ、青汁(ケール)、パセリ(乾燥)、ピーマン、煎茶、焼きのり、キウイフルーツ、ブロッコリー、カリフラワー、レモンなどです。