電車内で、ご高齢の方が座れずに立っているので席を譲ろうとすると
「大丈夫だ、年寄り扱いするな!」みたいな事を言われた事が有りませんか?
最近は言われるほうになっている方もいるようですが。(笑)
この辺、正直難しいラインですね。
実年齢は同じだとしても、“見た目年齢”は人それぞれ。
お年寄りに見える場合と若々しく見える場合、両方があります。
あるクリニックが20~50代の男女・計158名を対象に
「高齢者と年齢に関する考え方と外見に関するアンケート調査」を実施しました。
1. あなたがイメージする“高齢者”の年代は?
最も票が集まったのは「70歳以上」という回答でした(全体の38.6%が回答)。
これを男女別に見ると、女性の43.0%、男性は34.7%が「70歳以上」と回答しています。
2. あなたが「高齢者の方かな」と感じる時は?
この設問では「膝・腰・背中など身体の曲がり」回答に最も票が集まりました(全体の79.1%)。
3. 高齢者として老けて見えると感じる特徴は?
ここで最も多かったのは、やはり「体型・姿勢」(全体の74.1%)という回答。
男性の2位回答は「シワ」(61.3%)で、女性の2位回答は「肌のたるみ」(58.2%)どちらにしろ
“肌の衰え”で高齢者かどうかを判断している模様です。
4. 「素敵だな」と感じる高齢者は?
最も票が集まったのは「色んなことに挑戦している」(全体の67.1%)で
以下「友人や趣味仲間と交流がある」(全体の56.3%)、「肌や髪などにツヤがある」(全体の54.4%)
「いつまでも夫婦仲が良い」(53.2%)という結果になりました。
どうですか?このアンケートの結果をみて。
結論、これらを改善すれば若く見られるという事ですね。
大学の研究でこんな結果が出ました。
研究結果その1、若く見えるほど長生きする
南デンマーク大学が70歳以上の双子913組の顔写真を約40人に見せ
「双子のうち、どちらが老けて見えるか」を調査しました。
すると、若く見える方が7年後の生存率が高く長生きの傾向にあることが実証されました。
研究結果その2、細胞が老けると見た目も老けこむ
老化の元凶のひとつといわれるのが「糖化」といわれています。
活性酸素による酸化が「体のサビ」と言われるのに対して、糖化は「体のコゲ」とも呼ばれています。
私たちの体はほとんどがタンパク質でできています。
タンパク質には体内にはいってきた糖と結びつきやすい性質があるそうです。
タンパク質が変性して「AGE(糖化最終生成物)」という老化促進物質を生み出すことになります。
白い透明感のある肌がドス黒くなっていきます。
見た目年齢が高いほど皮膚の糖化が進んでいることがわかりました。
体の外と中で確実に老化が進んでいる事が分かる研究ですね。
体の曲がりによる体型や姿勢の変化に対しては、筋肉や骨の強化が必要ですし、こころの若さは人との交流が大事ですね。
1. 先づは食事。タンパク質を含む肉や魚を積極的に取りましょう。
老後は食が細くて、麺類や野菜ばかり食べているとダメですよ。
2. 運動。汗がジワッと出るような簡単な運動で良いので継続して行いましょう。
知識はあっても実践して継続できる忍耐力と持続力が必要です。
3. 人との交流を深める。よく喋り、笑って免疫力を高めましょう。
科学的にも笑いの効果が証明されています。
さらに若く見せる裏技を紹介しておきましょう。
1. 老けて見えないためには違和感を感じさせない服装を選ぶ
どんな人が老けて見えるのか?街で聞いてみると、ファッションに気を使わない人
が老けて見られるようなんですが、若づくりし過ぎても逆に老けて見られます。
人は年相応の格好の人は全体にまんべんなく見るのですが、何か違和感のある人を
見る時は仔細に見ようとして顔を見るんです。
そこでバレて粗探しが始まってしまいます。なんだ婆さんかと!
2. 写真は斜め上から撮る
斜め上から撮ると、アゴの下のシワの影が薄くなり、目立たなくなり
さらに上目遣いで目が大きく見え、若く見える効果があるそうです。
そしてさらなるコツは顔を撮る時には、白いハンカチなどを下に置くと
フラッシュが反射して顔が明るくなり、シワやクマが消える効果もあります。
また、写る時、アゴを引き、顔をカメラに対して斜め横にすると
写る顔の面積が減るので、小顔に写る効果があるそうですよ。
3. 手の位置を上にする。
手の位置が胸の辺り、上の方にある方がより若く見えます。
だんだんと老けてくると筋肉が衰え下の方に下がってくるんです。
手の位置を上に維持すると肩甲骨の筋肉が鍛えられ、姿勢も良くなるそうです。
4. 歩き方を変える
しっかりつま先を上げて歩くと、必然的に背筋も伸び、若々しく見える歩き方が できるそうです。
さらに手を大きく振り、歩幅を広く(+10cm)することも、若々しく見えるコツです。
5. よく笑う
笑うと口角が上がり、タテの長さが縮まるので横長になります。
実は、その笑顔の比率が幼少時の比率に近づくというんです。
一般的に人の顔は成長にともなってタテ長になっていくんです。
だから笑うことで、タテ長の印象からヨコ長の印象に戻すことができて若く見られるそうです。