夏の疲労回復はスプーン一杯のこれで

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日本サッカー悲願のベスト8は達成出来ませんでしたが、素晴らしい試合でした。
大迫、乾選手の活躍も光りました。

モスクワと違って日本では

「今年の夏の暑さ半端ないって。
頭の上から強烈な太陽光めっちゃ直撃するもん。そんなん防ぐことってできひんやん普通!」
と言いたくなるような暑さですね。

7月になって異常な暑さに体がついていかない同級生もいるのではないですか。
さすがに私も毎日の外仕事が苦痛です。
汗がとまらなくて疲れが出てきます。こんな時無性に酸っぱいものが飲みたくなったり、食べたくなったりしませんか?

レモンスカッシュやグレープフルーツにワカメと蛸の酢の物、冷やし中華に握り寿司。

これは体からの信号です。お酢の原料である酢酸に含まれるクエン酸を求めているのです。

お酢は英語でビネガー(vinegar)と言いますが、その語源はフランス語のビネーグル(vinaigre)。
vin(ワイン)+aigre(すっぱい)=お酒がすっぱくなったもの、という意味です。
ワインを貯蔵しておいたら発酵してお酢になった、ということから生まれた言葉なのです。

日本では、漢字の「酢」は、「酒」から「作」る、という意味合いから生まれたとのことです。

お酢の主原料は、お酒といっしょで、穀類(米や麦など)、果実(リンゴやブドウ)などさまざまですが
造り方の基本となるのは「酒を造る工程の後に、酢酸発酵を加えること」と言えると思います。

「酒は百薬の長」といいますが、それならばお酒を原料とする「酢」もまた百薬の長。
昨今は健康保持のために希釈して飲用する人もいて、ちょっとしたブームになっています。

お酢に関心のあるたまちゃんにモズママちゃん。
今回のトピックでさらに興味を持ってくださいね!

お酢の歴史は古く、紀元前5000年ほど前から存在していたそうです。
おそらく最初は、お酒がそのまま自然発酵して酢となり、おそるおそる使ってみたら美味しかった
これはなかなかいける、とみなされたのだと思います。

お酒が原料ですから、世界の家庭で使われる酢は、その国のお酒と密接な関係を持っています。
日本のお酒は米を使う「日本酒」で、酢は「米酢」。

イギリスには大麦を使う「スコッチ」が、ドイツにはご存知「ビール」があり、その結果
よく使われる酢は「麦酢(モルトビネガー)」
アメリカにはリンゴを発酵させたお酒「シードル」があり、酢は「りんご酢(アップルビネガー)」。
とうもろこしを原料とした「ホワイトビネガー」もよく使われています。

フランスでよく使われる酢は、ワインを原料とした「ぶどう酢(ワインビネガー)」
イタリアでもぶどうから作る「バルサミコ酢」がポピュラーです。

酢が夏バテ対策によいと言われる理由ですが

第一に「食欲促進」です。

酸っぱいものを獲ることによって分泌される唾液と胃液、それが食欲を促し、さらには消化・吸収を助け 
胃腸を整えてくれるというわけです。

第二の理由は、酢に含まれるクエン酸の力。

酢の主成分である酢酸は、体内でクエン酸になります。
ご飯や麺類などに含まれる糖質はエネルギーの源ですが、炭水化物の消化を助けてエネルギーとするには
ビタミンB1やB2、クエン酸が必要だそうです。
また、「疲れ」のもととなる乳酸を取り除く力もありますし、新陳代謝を促す効果も期待できます。

お酢の効果を得るためには、1日当たり大さじ1杯分の酢をとるのが大切です。
この暑い夏に毎日とるためには果実酢を、炭酸水や牛乳で割って飲むのがお勧めです。
お酢にはカルシウムの吸収を高める働きがあるので牛乳との相性が良いのです。
さらに現代人に不足しがちなカルシウムは、脂肪の吸収を抑えるダイエット効果があるとも言われていますので一石二鳥ですね。

これからの暑い夏、酢の力で乗り切りましょう!