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「惚れ薬」とされる液体を知人女性の飲み物に入れて飲ませようとしたとして
福岡県弁護士会は4日、福岡市に事務所がある弁護士を業務停止3カ月の懲戒処分にしたと発表した。
この弁護士は昨年3月1日夜、福岡市の飲食店で一緒に食事をしていた知人女性が目を離した隙に
スポイトのような容器に入った黒い液体を女性のグラスに入れようとした。しかし、女性に見られたため
容器をテーブルの下に隠して食事を続けたという。
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こんな記事が新聞に載っていました。
男性なら一度は妄想する事ですが、実行に移すとは浅はかでしたね。
実際にこのような効果のある薬が世の中に存在するのでしょうか。
Amazonで「惚れ薬」と検索したら、83件も出てきました。どれもこれも怪しそうな薬ばかりです。
実は確かなものが私たちの身近にあったのです。それは脳の視床下部から分泌されるホルモン。
日テレのeveryに出演の諏訪中央病院の鎌田医師も提唱しており、ひろちゃんも大好きな「オキシトシン」です。
愛のホルモン、癒しのホルモンとも呼ばれています。
体のさまざまな働きを調節する化学物質であるホルモンは100種類くらいあると言われています。
その中で唯一、他人に影響を与えるのはオキシトシンだけなのです。
しかも色んな機能を持つ最強のホルモンだったのです。
その効果は目いや耳を疑いたくなるような凄いものです。
〇ストレスから解放される
〇副交感神経のはたらきがよくなり、自律神経が調整される
〇血管を広げて血圧を下げる
〇動脈硬化を防ぐ
〇血糖値を下げて糖尿病を防ぐ
〇胃腸が丈夫になる
〇便秘が解消する
〇免疫力がアップする
〇心臓の機能が高まる
〇脳の疲れをスッキリ解消する
〇深くて質のよい眠りにつけるようになる
〇体の痛みがやわらぐ
〇認知症を予防する
〇人に対してやさしくなる
〇共感力が高まる
〇人への信頼感が増す
「セサミン」なんか飲まなくても大丈夫です。体の中に最強の薬があったのです。
オキシトシンが出やすい人か、出にくい人か、簡単に見極められるポイントがあります。 それは、挨拶です。
もちろん、挨拶ができる人はオキシトシが出やすい人で、挨拶ができない人はオキシトシンが出にくい人です。
どうしてオキシトシンが出やすくなるのかというと、人との交流は挨拶からはじまるからです。
遠くからでも「おはよう」と声をかけられると、朝から気持ちがいいものです。
それだけで、お互いにオキシトシンが出てきます。
オキシトシンをどうすれば、沢山分泌する事が出来るのでしょうか。
ポイントは2つです。
1. 5感に気持ちの良い刺激を与える事です。
自分が楽しいと思う事をするだけで良いのです。
美味しいものを食べる、温泉旅行に出かける、知人とランチをする etc
2. 人と交流する事です。
楽しい会話をすること、親しい人とスキンシップをする、旅行に行く、etc
スキンシップは「タッチケア」として、ためしてガッテンでも取り上げられていました。
「タッチケア」とは広い意味では
「赤ちゃんと親の心と体がふれあうことにより、親子のきずなを深めることの大切さを唱えるコンセプト」のことです。
赤ん坊と母親の間ではこの「タッチケア」でオキシトシンが大量に出てきます。
タッチする事で、赤ん坊は笑顔があふれるんです。その笑顔で母親も嬉しくなります。スェーデンでは医療で活用されているようです。
このようにオキシトシンの驚くべき効果は、あなたがオキシトシンを分泌すると、相手も分泌することです。
お互いがハッピーになれるのです。
恋人が手を繋いで歩いていたり、キスしたり
テニスのダブルスで、ポイントごとに選手がハイタッチしたり
スポーツの試合が終わった選手たちが抱き合って健闘を讃えたりしているのは
まさにオキシトシンの交換です。
WOWOWのドラマ「ダブルファンタジー」で、水川あさみ主演の人気脚本家「高遠奈津」が大学の先輩で
田中圭が演じる新聞記者の「岩井良介」のインタビューで偶然出会いました。
その夜食事をした2人は昔話で盛り上がり、その後帰りのエレベーターで高遠奈津が岩井良介に…先輩
私と友情のエッチしませんかと…つぶやきます。
その後の展開は想像にお任せしますが、究極のスキンシップで大量のオキシトシンが出たことは間違いありません。
写真の地図を見てください。
アメリカは移民が多いので例外かもしれませんが、日本を始め先進国では24時間ストレスで
出生率も下がる一方ですが、発展途上国では貧困にもかかわらず出生率がどこも高くなっています。
娯楽も少なく夜のスキンシップで、愛にあふれているのが大きな要因だと思わざるを得ません。
まさにオキシトシン効果が出ているようです。
このようにオキシトシンは人類が生き延びる為に必要だったとも考えられるのです。
どう猛な動物から家族を守るためにはお互いを思いやって助けていかなければなりません。
オキシトシンの素晴らしい機能が人類を守っていたのですね。
オキシトシンは信頼する人と人の間では特に大量に分泌されます。
自らが積極的に人と関与する事で、信頼され相手のオキシトシンの分泌にも繋がるのです。
震災以来身内を亡くした独り身の老人の孤独死が話題になりました。
一人で食べる食事は美味しくないと言ってこの世から去っていきました。
大勢で楽しく食べる食事は、色んな人がオキシトシンを分泌して楽しかったのが
一人では寂しくてオキシトシンの分泌も少なかったのでしょうね。
ボランティア活動されている方は、オキシトシンを大量に分泌されていると言われています。
無償の愛を捧ぐボランティアは信頼されることによって、自分も相手にもオキシトシンを分泌させる為だと思います。
またオキシトシンを分泌している人は他人に対して優しく、寛容になれます。
愛が満たされているからです。
夏目漱石の「こころ」で先生が、通りかかった夫婦を見て書生が発した言葉に対して
「恋の満足を味わっている人はもっと暖かい声を出すものです。」
と言う場面があります。まさにそうだったのかと思いました。
楽しい事を沢山作り、積極的に人との繋がりを持つ事は大切ですね。
私もトピックで新しいコメントを貰うと嬉しくなります。オキシトシンが出ているのでしょうね。
頑張って更新していきたいと思います。