2016年度の平均寿命の発表データを眺めていました。
日本人の平均寿命は女性87.14歳、男性80.98歳で、いずれも過去最高を更新したことが厚生労働省の調査で分かりました。
ちなみに、都道府県別の平均寿命上位5位は
【男性】
1 滋賀 81.78(歳)
2 長野 81.75
3 京都 81.40
4 奈良 81.36
5 神奈川 81.32
【女性】
1 長野 87.67
2 岡山 87.67
3 島根 87.64
4 滋賀 87.57
5 福井 87.54
前年に比べ女性が0.15歳、男性は0.23歳延びたそうです。
過去最高の更新は女性が4年連続、男性は5年連続です。
国際比較で見ても、男女とも香港に次いで世界2位となりました。
しかし「長寿だ万歳!」と単純に喜ぶことはできません。
単に長く生きただけでなく、健康でやりたいことを実現できる期間がどれぐらいあったのか、ということが大切になってきます。
「生きていた期間」である「寿命」と対比して、介護などの必要がなく、日常生活を支障なく過ごせる期間のことを
「健康寿命」と呼ぶのはご存知ですね。
2016年の健康寿命は、女性74.79歳、男性72.14歳でした。
ちなみに、都道府県別の健康寿命 上位5位は
【男性】
1 山梨 73.21(歳)
2 埼玉 73.10
3 愛知 73.06
4 岐阜 72.89
5 石川 72.67
【女性】
1 愛知 76.32
2 三重 76.30
3 山梨 76.22
4 富山 75.77
5 島根 75.74
平均寿命と健康寿命の差は、女性で12.32歳、男性で8.84歳となって、女性の方が介護生活が長いという結果になっています。
最近まで私は、大きな勘違いをしていました。
現在64歳なので、その差を計算して健康寿命まで後8.14歳しかないと思い込んでいました。
平均寿命と健康寿命のほかに、平均余命という言葉をご存知でしょうか?
一つ一つ正確な意味をここで確認しておきましょう。
「平均寿命」
その年の死亡率がこのまま変わらないと仮定した上で、その年に生まれた子どもがその後何年生きるか推計したものが「平均寿命」
「健康寿命」
その年に生まれた子どもがその後何年健康で生きるか推計したものが「健康寿命」
「平均余命」
ある年齢の人々が、その後何年生きられるかという期待値のことが「平均余命」
生まれた赤ん坊が、これから何年生きられるかが「平均寿命」なので
私たち同級生は、この63~64年を無事に生き延びてきているので、もっと長く生きる確率が高いのです。
写真を見てください。
65歳では、男性であと20年。女性であと24年は生きれることがわかります。
平均寿命と比較すると男性で5年、女性で3年多く生きれることになります。
男性86歳、なんと女性は90歳です。
健康寿命も同じく伸びるとすると、男性77歳、女性78歳になります。
私たち同級生は、その歳まで、あと約13~14年を楽しく過ごせるということですね。
健康寿命の1位の山梨県は、がん検診の受診率が高いことと、
山梨特有の風習「無尽(むじん)」が大きく貢献しているそうです。
「無尽」とは、地域ごとにお金を出し合って旅行や飲み会をする集いのことだそうです。
無尽などの社会的ネットワークが高齢者の孤立を防ぎ、生きがいにつながっていることが、健康で長生き出来る要因かもしれません。
同級生のコミュも、山梨県の「無尽」のネットワークを是非参考にしたいと思います。
昨年は、さっちゃんにモカちゃん
今年は、たまちゃんにまぜもの君
昔の仲間が少しずつ戻って来てくれています。
楽しい時間を少しでも長く共有していきたいですね。
夏の暑気払い、秋の旅行、年末の忘年会
今年もイベント沢山あります。楽しい時間を作っていきましょう!