ここ2~3日ですが、なんだか鼻水が次から次へと出てきて止まりません。
昨日まではなんともなかったのに、ある日突然、目のかゆみや充血、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりなどの症状が出始める花粉症。
現在、日本人の約27%が花粉症だといわれています。
同級生の皆さんはどうですか?
私ははっきりとは覚えていませんが、40代くらいに発症したと思います。
初期は眼の玉を取り出して洗いたいくらい酷かったです。
薬は服用していませんが、最近は症状が少しばかり改善されています。
年をとると免疫の力が低下するため、花粉に対しても敏感に反応しなくなり、若いころほど酷くなくなる場合もあるらしいのですが。
では、花粉症とはいったいどんな病気なのでしょうか。
花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状を起こす病気です。
季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。
アレルギー性鼻炎は、原因物質(アレルゲン)の種類によって2つに分類されます。
① 季節性アレルギー性鼻炎(=花粉症)
原因となる花粉の飛ぶ季節にだけ症状があります。
日本では、約60種類の植物が花粉症を引き起こすと報告されています。
「主なアレルゲン」
スギ、ヒノキ、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、シラカンバなど。
② 通年性アレルギー性鼻炎
アレルゲンが一年中あるので、症状も一年中あります。
「主なアレルゲン」
ダニ・家の中のちり(ハウスダストなど)・ゴキブリなどの昆虫、ペットの毛・フケなど。
日本でスギやヒノキなどの花粉症に悩む人が増えているのは、第二次世界大戦後、森林資源の回復や増大を目的としてこれらの樹木が大量に植林されたことが関係しています。
およそ30年以上の時を経て花粉が作られるまでに成長したスギやヒノキは、風に乗って花粉をまき散らし、花粉症患者を増やし続けているのです。
2008年に行われた花粉症についての疫学調査によると、都道府県別の花粉症の有病率を見てみると、もっとも有病率が高いのは山梨県でした。
また、関東地方も茨城県以外はいずれも30%以上となっており、全体が高い値になっています。
北海道、沖縄についてはそれぞれ 2.2%、6.0%となっており、花粉症の人が少ない地域と言えます。
◎ アレルギー反応が起こる花粉症発症のメカニズムはどうなっているのでしょう。
私たちの体は、花粉という異物(アレルゲン)が侵入するとまず、それを受け入れるかどうかを考えます。
排除すると判断した場合、体はこれと反応する物質をつくる仕組みをもっています。この物質を「IgE抗体」と呼びます。
抗体ができた後、再び花粉が体内に入ると、鼻や目の粘膜にある肥満細胞の表面にある抗体と結合します。
その結果、肥満細胞から化学物質(ヒスタミンなど)が分泌され、花粉をできる限り体外に放り出そうとします。
そのため、くしゃみで吹き飛ばす、鼻水・涙で洗い流す、鼻づまりで中に入れないよう防御するなどの症状が出てくるのです。
◎ 花粉症になる人、ならない人の差は何なのでしょうか?
遺伝的にアレルギー体質を持っているか否かが、大きな分かれだそうです。
それに加え、食生活を始めとする日常生活の要素が深く関わっている他、花粉が多く飛んでくるところに住んでいる人は、花粉症になり易いといえるそうです。
アレルギー体質の人は、花粉という抗原を体内に取り込むと、先ほどのIgE抗体をつくります。でも、この抗体の量が一定の水準に達するまでは、症状はあらわれません。
子供のころから毎年、花粉を吸って、抗体をつくり続け、やがてその水準に達しています。
そこでさらに花粉を吸い込んだとき、くしゃみや鼻水などの症状が出るのです。
「異物」を排除しようとしてる人が花粉症の人で、まだ「異物」として体が認識していない人が花粉症ではない人、と言えるかもしれません。
これから1~2ヶ月、辛い季節になりますね。
花粉症の予報サイトがありますので参考にして下さい。
今日は千葉県は花粉が多そうですね。
尚、花粉症に効果的な治療法をご存知の方は是非教えてください!