いつまでも若々しい肌を保ちたいですね 

赤ん坊の輝くような透き通って赤みを帯びた肌。
20歳くらいまでは、同級生の皆さんの肌もこのような状態でありましたね。

しかし今、鏡に映る自分の肌を見て、これが現実だ!という気持ちになっている同級生も多いと思います。
色がくすんで、透明感は有りません。
見た目の若さを決めているものとは、一体何でしょうか?

答えは、血液です!

実は今、その中でも、赤血球が美と若さに深く関わっていることがわかってきました。

赤血球は、カラダの細胞に酸素を運ぶ重要な役割を担っています。
最新の研究では、この赤血球を元気にすれば、若々しい見た目になるということです。
そのためにも赤血球をしっかりいたわってあげることが必要です。

まずは赤血球について皆さんどれほど知っているのか、赤血球の基礎知識です。

そもそも赤血球っていうのは細胞の1つ。

人体の細胞の数は約60兆個あると言われています。
そのうちなんと、赤血球の数は約20兆個。
全体の3分の1という、かなりの比重を赤血球が占めています。
では、赤血球は約何日で入れかわるのでしょうか?

答えは、120日。約4か月で入れかわります。

そもそも赤血球は、酸素の運び屋。
その中には、酸素とくっつくヘモグロビンというたんぱく質が、90%以上存在します。
その数、1つの赤血球の中に、なんと2億個以上。

ヘモグロビンは赤血球の主成分(赤い色素)で、鉄を含む「ヘム」とたんぱく質である「グロビン」
が結合したものなので、この名前がついています。

ヘモグロビンは赤血球が肺から受け取った酸素を運ぶ力は体全体の血液中のヘモグロビンの量でほぼ決まってきます。

このヘモグロビンに酸素が結びついていない時、赤血球は、暗い色のまま。
一方、酸素がたくさん結びつくとどんどん明るい色になっていくのです。

 この明るい色をした赤血球が全身に酸素を運んでくれると、カラダの組織の働きが盛んになります。
例えば、皮膚では、新しい細胞への入れかわりが進むためキメが細かく、若々しい肌を保ちやすくなるのです。

顔には無数の毛細血管が集中しています。
赤い色が鮮やかだと、血色も良くて、肌のつやも良く見えます。

女性に多い貧血。

貧血は、血液の赤血球に含まれるヘモグロビンが減って体内が酸欠になる状態の事をいいます。
貧血になると、赤血球の色自体が薄く、淡い色になっていきます。
ヘモグロビンが減っているため、色素が減って淡い色になるのです。

赤血球の色が薄くなっていくと、白い顔になっていって、能面のような青白い顔になります。
美白とは違って、青白い感じの、ちょっと幽霊みたいな顔になっていくんです。

結論から言えば、ヘモグロビンを増やせば明るい血色がよい肌になるということです。

◎ ヘモグロビンを増やす方法

ヘモグロビン不足の主な原因は、鉄分不足によるものです。
ヘモグロビンのうち「ヘム」は鉄でできているため、鉄分がなければヘモグロビンを作り出すことはできません。

1日で推奨されている鉄分の摂取量が10.5ミリグラム。
それに対して、国の調査によると、摂取できている量は平均7.4ミリグラムほどだそうです。

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鉄分を多く含む食材は、卵やお肉、のりやひじきなど、レバーだけじゃなく、写真のように多くあります。
バランス良く食べたいですね。

ここで1つ大きなポイントがあります。

これらの食材とビタミンCをいっしょに摂取すると鉄分の吸収率がアップします。
コラーゲンの時もそうでしたが、ビタミンCはお肌に凄く関連しているようですね。
毎日鉄分のことだけを意識して食事するのはなかなか難しいです。という同級生には裏技があります。
鉄鍋を使って料理をする方法です。

さらに効率よくするテクニックとして、鉄が溶けだしてくるのには酸性が必要なので、酸性の調味料をまず使うということです。
酸性の調味料とは、例えば、お酢、ケチャップ、しょうゆ、みそのことです。
味噌汁を鉄鍋で作ると良いですね。
鉄の鍋であったとしても、テフロンやホーロー加工など、表面にコーティングしてあると鉄分は溶けて出てこないので
鉄分の吸収は期待できません。

 鉄鍋を持っていないという同級生にお勧めなのは、鍋に入れて、食材と一緒に料理に使う「鉄玉子」です。

南部鉄器の鉄玉子がAmazonで¥800くらいで販売されているようです。

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