カラオケ行ってますか?

写真1

家内に山の会のメンバーとカラオケに行く場所の下見に付き合って欲しいと言われ
大宮の「カラオケまねきねこ店」に行ってきました。

下見なので、当初カラオケ苦手な私は、30分で帰ろうと思っていました。
家内もそれで良いよと言ってくれて、何曲かとりあえず歌う事になりました。
しばらくして採点カラオケのシステムがあるので、試そうという事になってから状況が一変。
気がついたら2時間。お互いに10曲近く歌ってテンションが上がりまくって帰りました。

同級生の皆さんはカラオケ行ってますか?

写真1

カラオケで歌うとストレスが発散されるというのは分かりますが、エビデンス(科学的根拠)はあるのでしょうか?

一般的にカラオケをすると
一種のエクスタシー状態で、マラソンで長距離を走ったり、コンサートやスポーツの応援などで大声を出したりしたときにも出るエンドルフィンと呼ばれるホルモン(神経伝達物質)が出ています。
エンドルフィンは活動的で緊張した状態を鎮静化する働きがあり、高揚した幸せな気分になります。
同時に、ほどよい興奮と爽快感をもたらすドーパミンやノルアドレナリン、またこれらの働きをコントロールして心を安定させる働きのあるセロトニンも分泌されます。
これらの総合的な働きにより、何とも言えない心地よい気分になり、活力がみなぎり、ストレスから解放され、幸福感に満たされるのです。
しかも大勢のメンバーと笑ったり、会話したりする事が多いので、愛のホルモンのオキシトシンの分泌も盛んです。
ところが逆にカラオケの後には、あるホルモンが減少すると言います。

何のホルモンが減るのでしょうか?

平均年齢64歳の男女44人に、それぞれ好きな曲を3曲歌ってもらい、その前後で唾液の量、唾液に含まれるあるホルモンの変化を見た実験があります。
カラオケの後ではそのホルモンが減った事によって、ストレスが減ってリラックスしたことが分かりました。
歌の好き嫌いに関係なく、どちらも同じ結果になったのです。

そのホルモンとは、以前にもトピックで取り上げた。

「コルチゾール」です。

コルチゾールとは腎臓の上の副腎の周りにある「副腎皮質」から分泌されるホルモン。
心身がストレスを感じると分泌され、ストレスから体を守ってくれる。
ストレスホルモンとも呼ばれ、体が感じているストレスの指標とされるています。

カラオケの効果とは、ストレスホルモンが減って、幸せホルモンが増える事をによってもたらされるようです。
さらに、リラックス状態のときに優位になる副交感神経が働くと、唾液の分泌量が増えます。
健康な人は1日1.5Lもの唾液を出しています。
唾液は単なる水ではなく、抗菌成分、消化酵素、神経の成長因子などが含まれています。
口の中の傷が治りやすいのも、唾液に含まれる上皮成長因子のためと言われてるんです。

唾液はストレス、筋力の低下、服薬、加齢などによって分泌量が減りますが、心身ともに健康な人は年を取っても唾液が減らないそうです。
唾液の量は健康度のバロメーターなんです。
唾液の分泌量が多い男性は血液中のDHEA(長寿ホルモンの一種)の数値が高かったという実験結果も得られています。
そして私も経験していますが、歌うのは体力も使いますね。
曲にもよると思いますが、一曲歌うと、100メートルを走ったのと同じくらいの運動量と言われています。
楽しく歌って幸福感が増して、体力も使うカラオケ。
私も苦手と思わずに、月に1回は家内と行って、訓練したいと思いました。