胡麻と言えばセサミン

セサミンと言えば、サントリーのサプリメントの商標名を想像してしまいます。

実は胡麻に含まれているゴマリグナンという、特有の微量成分の中の1つなんです。

ゴマリグナンの代表的なものに「セサミン」、「セサモリン」、「セサミノール」、「セサモール」などがあり
ごま油の中に0.5~1%程度含まれているそうです。

ゴマリグナンは強い抗酸化作用を持っているので、大量発生した活性酸素を身体から除去してくれる作用があるのです。

白ごま、黒ごま、金ごまなど、色々と種類がある「胡麻」。

実は、3000以上の種類があるそうです。
ごまの主成分は、おそよ50%が脂質。タンパク質が およそ20%。必須アミノ酸をバランス良く含むたんぱく質や
不飽和脂肪酸を含む、万能食品です。

他にもビタミンB、食物繊維、カルシウム、鉄分、ビタミンE、などが含まれています。
特に、カルシウムは、ごま100g中1,200mgも含まれていて、これは牛乳の12倍にもなるそうです。

そして最初に言った、セサミン、セサモリン、セサミノール、セサモールなど微量成分を含有しています。

これらゴマリグナンには優れた抗酸化作用以外に、コレステロール抑制、動脈硬化・高血圧予防、がん細胞の成長抑制
肝機能増強、アルコール分解促進、老化抑制などの効果があることが分かっているんです。

ごま油の主成分は脂質ですが、その油はリノール酸とオレイン酸という良い油で合計80%以上を占めています。

・リノール酸

体内で作ることができないため、食べ物から摂取しなければならない必須脂肪酸です。

・オレイン酸

HDLコレステロールを減らさず、LDLコレステロールのみを減らす働きがあると言われています。
1日大さじ1杯の約10g(すりごまの場合は山盛り1杯) から、多くても大さじ2杯の約20g取れば充分だそうです。
サプリメントのセサミンは1カ月分が¥5500と高額なので、普通の胡麻を買ってきて食べてみようと思います。
(サントリーのサプリメントには、他にオリザプリス、ビタミンE、DHAやEPAが含まれています。)

胡麻にも栄養がバランス良く含まれているので、私には充分だと思います。

そこで1つだけ注意点が有ります。

胡麻をそのまま食べると、殆ど噛んで潰すことができないため、 消化できずに排泄されてしまいます。
これだとせっかくの胡麻の栄養を摂ることができません。

消化吸収を高めるには、胡麻をすってから食べるのが1番です。
写真1

ゴマをすり潰すと香りも強調されるので、胡麻和えや浸し物、お吸い物などに使うと、美味しく頂けます。
でもすり鉢でするのは面倒なので、私は職場に胡麻すり器具を置いていて、カップ麺に入れています。(写真)
香りも良いのでラーメンが美味しく食べれます。