今更還暦も過ぎて、海でビキニを着るわけでもないのに、急いでダイエットと思っていませんか。
肌を露出する為のダイエットも頑張って欲しいですが、健康の為に減量しましょう。
同級生の皆さんは夏はほかの時期と比べても痩せやすいと思っていませんか?
確かに夏の暑さで汗を多くかくし、エネルギーが燃焼されてる感じはしますね。
実は夏は冬と違って太りやすい季節なのです。
その主な理由として考えられるのは季節ごとの基礎代謝の違いです。
夏は冬に比べると約10%基礎代謝量が落ちます。
なぜでしょうか?
それは季節の外気温なのです。
夏は外気温が高く、体を燃焼させなくても体温は上がりやすくなります。
でも冬は、夏と同じ代謝量では体温が上がりにくいので、身体の脂肪エネルギーを消費して体温を上げようとします。
なのでダイエットに適しているのは冬ということになります。
と言う事は、夏に油断していると太ると言う事です。暑い夏に体型を隠す為に厚着はしたくないですね。なのでダイエットが必要です。
肥満というと、メタボリックシンドロームとの関係がよく知られています。
へそ周りが太くなる内臓脂肪型肥満であることに加えて、糖尿病、高血圧、脂質異常症のうちの2つ以上に当てはまると
メタボリックシンドロームと診断されます。
しかし、肥満が引き起こす病気はこれだけではありません。
高尿酸血症とそれが進行して起こる痛風、狭心症・心筋梗塞、脳梗塞、月経異常・不妊、腎臓病
睡眠時無呼吸症候群、ひざ・股関節・背骨・手指などの関節の障害も、肥満との関連が強いことがわかっています。
肥満の指標となるBMI(体格指数)が25以上であることに加えて、これらの病気が1つでもある場合、肥満症として治療の対象となります。
(BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m))
実は、日本人を含め東アジア人は、食べ物から摂取したエネルギーを皮下脂肪よりも、内臓脂肪としてためやすいのです。
そのため、軽度の肥満でも、内臓脂肪のたまりすぎによって起こる病気のリスクが高くなります。
こうしたことから、日本では肥満の基準が厳しくなっています。
世界的には、BMIが30以上の場合を肥満としています。
たとえば、身長170cmの場合は体重86.7kg以上だと肥満となります。
しかし、日本人の場合、BMIが25以上を肥満と判定します。たとえば、身長170cmの場合は体重72.25kg以上だと肥満となります。
実際に、30歳以上の日本人およそ15万人を調べた結果、もっとも病気の発症が少ないと考えられているBMI22の発症率を1とすると
BMI25で高血圧や高中性脂肪、低HDL(善玉)コレステロール血症の発症が2倍という数字が報告されています。
アメリカ人の腕や足の脂肪が凄いのを見たことがあると思いますが、日本人は外に着く皮下脂肪よりも内蔵脂肪にたまります。
ぽっこりお腹の同級生は要注意です。
女子の場合は子供を産む為、男子よりも内蔵脂肪はたまりぬくいつくりになっていますが、閉経後は男子と一緒です。
ぽっこりお腹の同級生は内蔵脂肪がたまっているか、腹筋やインナーマッスルが弱って内蔵が垂れ下がっている可能性があります。
今すぐに筋力アップによるダイエットを開始しでください。
先ずは「計るだけダイエット」でも良いです。毎日体重計で記録してみてください。
増えれば、運動を多めにしたり、食事量を減らすようにコントロールするのです。
出来ればBMIや体脂肪率、筋肉量、内蔵脂肪量が計れる体組成計の購入をお勧めします。
体重と体脂肪率が同時に落ちるように頑張ってください。筋肉量が増えると尚良いです。
同じ体重でも引き締まって見えているはずです。