急にそんなことをいわれても、握手をしたことを思い出すことができる人は、あまり多くいないと思います。
なぜなら日本では、握手はあまり日常的ではないからですね。
参議院選挙が終わりました。しかし政治家の皆様は握手を沢山していますよね。
何故でしょう?
握手をすると、なんだか握手をした相手の印象が変わったという経験はないですか!
なんと握手をすることで、相手に親近感や好感を与えることができるといわれています。
だから握手をすることで相手と仲良くなりやすいということなのです。
たかが握手だと思うかもしれませんが、握手によって第一印象が格段に良くなり、相手との距離を縮めることができるのですね。
さらに握手をすることで、相手との信頼関係が生まれて、相手が嘘をつかなくなるといわれています。
だから、話をする前に握手をすることで、相手の真意を聞き出すことができるようになるかもしれないんです。
海外の心理学者によるある実験結果があります。
電話ボックスにわざと25セント硬貨を忘れて行き、彼の次に電話ボックスを利用した人たちを観察しました。
すると全員がこの硬貨を自分の電話に使用したそうです。
そして彼が電話ボックスから出ると、一人の学生が話しかけ、「25セントコインを忘れたのですが見なかったですか?」
と尋ねます。すると半数以上が嘘をつき硬貨を見ていないと答えたそうです。
実験の第二段階で、学生は電話ボックスから出てきた人とまず握手をし、それから先ほどと同じ質問をしました。
すると今度は、嘘をついたのは24%に減ったそうです。
つまり嘘をついた人が半分になったのです。このことから、握手をすることで、一種の責任感が生まれ、人の性格に明らかな影響があることが分かったのです。
私は政治家では無いのですが、週に50回以上握手しています。
男性だけでなく、女性とも平気で行なっています。
なんの仕事してるの?気持ち悪いと思われるかもしれませんが、しないと失礼にあたるので習慣になっています。
前置きが長くてすみません。
私の趣味のテニスでは試合が終わったらコート中央に行って必ず握手します。
イギリス発祥のテニスでは握手は普通の事なんですね。
ダブルスをプレーすると3人のメンバーと握手することになります。
1日5試合すれば15回。2日で30回です。
試合の途中でも良いプレーが出たら握手というかタッチしているので50回は超えます。
握手をしたときに、相手の握手が強い場合は、親近感や好印象、友好関係を築きたいと思っている可能性が高いといえるそうです。
逆に相手の握手が弱々しい場合は、印象が悪かったり、友好関係を築きたくないと思っている可能性が高いのだそうです。
ということは、握手で相手に気持ちが伝わるといってもいいのです。
だから、握手をするときは、弱々しく握手をするのはダメだということですね。
しかし、強く握手をしすぎると、傲慢な人だという印象を持たれる可能性があるので、適度に強く握手をすることをお勧めします。
ミックスダブルスでお互いに協力して勝利した時にペアの女性から強く握られてドキッとしたことがあります。好意を持たれたのかと思って嬉しくなりました。
仕事やプライベートで好意を持った人に挨拶するときは、さりげなく強く握手してみてはどうでしょうか!
その節は是非相手の反応を教えてください。