フェイク・ニュースに騙されてませんか? 

同級生のたまちゃんから、こんな番組見た?と聞かれ、見てみたらビックリ!
それはフェイク・ニュースの現状を取材したNHKの番組「フェイク・バスターズ」でした。
主にSNSで流布される本物を偽った虚偽のニュースのことをフェイクニュースと言います。

・政治的あるいは信条的な世論誘導を目的としたもの
・読者をからかうことを目的としたもの
・SNSでのウケを狙ったもの

など様々なものがあります。

実は嘘とわかっていながらシェアする場合もありますが、それが虚偽であると気がつかずにシェアしているケースが多いのです。
情報をシェアするとき、その真偽を確かめず、自分が信じたい情報だけをシェアする傾向を持つため、容易に虚偽のニュースが流布されるようになってきました。

2016年のアメリカ大統領選において多数の関連フェイク・.ニュースが流布され、
同選挙で当選したトランプ大統領が言及した事で、多くの人に知られるようになりました。

最近煽り運転で、停車中の車の運転手を殴った犯人の横でスマホで撮影していた女性と勘違いされて、ネットで炎上した女性がいました。リツイートされた数は驚きの10万件。

何も知らずに便乗してリツイートしていた人が60%もいたのです。

記者会見で虚偽の情報を拡散した者に法的処置をすると訴えて炎上がようやくおさまりました。早期に弁護士と相談して行動したのが良かったようです。

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本当に怖い世の中になりましたね。

ネットにある情報は玉石混交です。
エビデンス(科学的根拠)を確かめて発信しないと、自らが加害者にもなりうるんです。
一説にはネットの医療情報は90%近くがフェイクとも言われています。
信じて実行するとさらに病状を悪化させる事になるかもしれないのです。
医療情報で本当に確かなものは、保険適用の効く薬や手術が1番確かです。
医者だから大丈夫と思って自由診療を受ければ、大変な目に遭うことも考慮に入れておかないといけません。
Amazonや楽天でネットショッピングしている同級生も多いと思います。
ここにも大きな落とし穴があります。

最近レビューで怪しげな言い回しが使われてるのに気がつきませんか。
特に中国製の商品に多いのですが、あきらかに変です。
実は偽のレビューが横行しているのです。
商品レビューを募集しているグループがいるんです。
指定された商品を1度購入しその商品のレビュー・評価をすることでその商品代が全額返ってくるという仕組みでレビューする人を募集しています。
さらに商品代金だけでなく1つの商品につき300円の報酬をくれるといった販売者もいます。
ただで貰った商品をプリマアプリで転売して現金を得ることも出来てしまうんです。

どうすれば偽レビューに引っかからないようにしたら良いのでしょう。
サクラチェッカーという偽レビュー率を検証してくれるサイトも最近出てきています。

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https://sakura-checker.jp
物1つ買うのも大変な時代になりました。
さらに動画もAIを駆使して巧妙に加工したものが現れています。
ディープフェイクという技術。(写真)
元の定義は「2つの写真や動画の一部をスワップ(交換)させる技術」のことですが、
いま世間でいうディープフェイクは「フェイク動画」「偽動画」のことを指しています。

話題になったオバマ大統領のフェイク。

知らない人は絶対に信じてしまうでしょうね。
最後に

「エコーチェンバー現象」を紹介したいと思います。

閉じたコミュニティのなかで、自分と同じ意見の人々だけのコミュニケーションが繰り返されることで、あたかもその意見が「正しい」と思い込んでしまう問題のことをいうそうです。
やっぱり同級生♪のコミュも50人限定の閉じられたコミュニティです。
ある一部の人のコメントばかりでは間違った方に流されてしまう事もあるかもしれません。
これからはトピックに対しても、これはおかしいよ、こういう考え方もあるよって
笑って言える関係にしていきたいですね。

追記

この情報の出典ですが、12月19日のNHKで放送された「フェイク・バスターズ」の番組を基にトピックを書きました。