変形性膝関節症
膝の軟骨がすり減って硬い骨どおしが接触して痛みを感じる症状です。
寒くなる季節は特に膝痛が気になります。
60歳以上で女性の約40%、男性の約20%がレントゲン上、変形性ひざ関節症と診断されます。
私は2011年の大阪マラソンを最後にこの症状と格闘しています。
身体に羽根が生えたかのように軽やかに楽しく走れていたのが嘘のように
今は一歩一歩が苦痛です。
朝から今日は何10キロ走ろうかと思い描いていた頃が本当に懐かしいです。
フルマラソンの前3ヶ月は月間200キロをノルマに頑張っていました。
2010年の埼玉の彩湖マラソンを初フルでサブ4を達成してから
2011年の第一回大阪マラソンで2回目のサブ4達成。
これからも記録を更新できると思っていました。
しかし大阪マラソンの翌年テニスプレー時に膝に体重が思い切り乗っかって軟骨が破壊されてしまいました。
激しい痛みで歩く事も出来ず2日間会社を休んで静養していました。
その後整形外科でヒアルロン酸の注射の治療をして来ましたが完治にはいたっていません。
膝軟骨は一度磨り減ったら再生しないというのが定説で
発症したら悪化が進まないような対処療法をするしか術はありません。
膝関節の周りの筋肉を鍛えて関節にかかる負荷を減らしたり、膝周りのストレッチをしたり
これまでダマシダマシ過ごしてきました。
しかしランニングもテニスも以前のパフォーマンスを100としたら、70とか60の力しかだせません。
一度無くした軟骨は再生しません。
痛みと付き合って行くしかないようです。
元々テニスの上達にと始めたランニングでしたので、最優先はテニスが出来るように膝を補給する事です。
少し力を入れて踏み込むと痛みを感じるので、全力を出せないでいました。
そんな時に偶然ためしてガッテンの「決定版!コラーゲン100%活用SP」を見ました。
コラーゲンの服用が美肌効果につながる結果が実験で出たとの事です。
しかもお肌だけでなく、軟骨の再生にも効果が期待される。
ドイツでは膝の治療にコラーゲン摂取が行われていることを紹介していました。
しかし番組では効果の出る人と出ない人がいました。
効果の高い人は肌のダメージが大きい人だったのです。
肌の皮脂が多い人には効果がありません。
コラーゲンが多い若い人にも効果が無いようです。
老化が進んで、膝軟骨の損傷のある私にはきっと効果がある。
希望が見えてきたようで、即刻コラーゲンパウダーを購入て人体実験する事にしました。
期間は2ヶ月。毎日朝晩コラーゲンパウダーを大さじスプーンに一杯、コーヒーに入れて飲む事にしました。
飲んだ時間と改善状況をアイパッドに記入します。
服用されたコラーゲンパウダーは消化されてアミノ酸に分解されてしまうので効果が無いというのが
最近までの研究結果でした。
しかし
コラーゲンはアミノ酸にまで分解されずに腸からペプチドの状態で吸収されることが分かってきました。
ペプチドとはアミノ酸が数個つながったもので、単体のアミノ酸にはない機能が注目されています。
コラーゲンに含まれているペプチドで機能があるとされているのは
プロリルヒドリキシプロリン(Pro-Hyp)だそうです。
このPro-Hypは腸から吸収されても血流に乗って4時間は体内に留まり
コラーゲンを作り出す繊維芽細胞にシグナルを送っていることがわかっています。
Pro-Hypが何らかのシグナルを繊維芽細胞に送り
繊維芽細胞が活性化することでコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が作られるという仕組みです。
ためしてガッテンの番組で繊維芽細胞がコラーゲンの破壊されたカケラを見て
慌ててコラーゲンを作り出すという放送の意味が分かりました。
今のところ良い結果が出ているので、気持ちよく実験を継続したいと思います。