LSDトレーニングとは?

500メートル連続で走れない私がネットの知識を駆使して探したのが
LSDトレーニングでした。

LSDとは、どんな練習方法なのでしょうか。

初めて聞く人の為にネットで検索すると出てきました。

 ロング・スロー・ディスタンス(Long Slow Distance)の略。
 トレーニング法の一つで、長い時間(long)、ゆっくり(slow)
 距離を踏む(Distance)という方法。

 持久性スポーツ競技において最も基本となる練習方法だそうです。
短距離でなくてマラソンなどの長距離に適した練習のようです。
しかももっとも基本であると書かれています。
さらに調べると

低負荷の運動を長時間続けることによって、毛細血管を発達させ、 心肺機能、持久力を向上させます。
また、ランニングにおいては脚筋力の養成といった効果も 得られます。
このように、身体資源のベースを作ることを目的とする側面と
疲労回復、精神面のリフレッシュという心と体のリカバリーを 目的とする側面とがあります。
なんとトレーニングして疲れるのではなく、 疲労回復、精神面のリフレッシュも出来るとは?
どうしてなのでしょうか。

それでLSDの日本の第一人者の佐々木功さん
(元日本電気ホームエレクトロニクス陸上部監督、1943~1995)
について調べることで糸口をつかもうと思いました。

佐々木功さんの著書に『ゆっくり走れば速くなる』 という陸上のバイブルがあるそうです。

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素質のない者でも、素質のある者に、なんとかして勝てないだろうか、それが出発点だったそうです。
選手時代の佐々木さんは、けっして才能に恵まれてはいなかったそうです。
しかし、走ることが大好きだったので、他の誰よりも速く走りたいと思い、ハードなトレーニングを自らに課したのです。
そんな無理な練習は故障へとつながっていきました。
故障したときは、一人でゆっくりと走ることしかできなったのです。
でもスロージョグしかしていないのに、試合に出ると普段より 好成績を残せるようになりました。
これが佐々木功さんとLSDの出逢いだったのです。

LSDを行なうことで、身体の末端の眠っている毛細血管を 目覚めさせることができる。
そして競技能力を向上させることが可能となる。
これが佐々木功さんのLSD理論。
このプロセスを彼は「身体資源の開発」と名づけたそうです。

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