最近もの忘れや漢字が書けなくなったりしていませんか?
心配な同級生は、リンクの30問のテストにチェックを入れて下さい。

冒頭に書いてあるように
10項目以上は危険度中。
20項目以上は危険度大です。
私は10項目で危険度中でしたが、行動項目で6項目も引っかかってしまいました。
きっとこれから脳チェックや心身健康チェックの項目にも影響が出てくるのかもしれません。
2020年は、スマホと呼ばれるiPhone発売から13年が経過する年です。
今やスマホは世界中に広まっています。
やっぱり同級生♪のコミュでも、使っていないメンバーを探すのが難しいくらい浸透しています。
今生活に欠かせないこのスマホが脳科学の世界で物議を醸しています。
スマホに依存すると30~50代の働き盛りでも、もの忘れが激しくなり判断力や意欲も低下するというのです。
患者の脳では前頭葉の血流が減少していると言われています。
スマホから文字や映像などの膨大な情報が絶えず流入し続け、情報処理が追いつかなくなると見られているのです。
スマホによる「脳過労」「オーバーフロー脳」などと呼ぶ脳神経外科医も現れ、脳の異常は一時的なのか
認知症の初期症状なのか、議論が始まっています。
その解決策が
◎ まずは5分でもいいから、スマホを触らない、ぼんやりする時間を作る
という事です。
実は、脳にはぼんやりするときに活発化する回路があることが分かってきました。
「デフォルト・モード・ネットワーク」です。
このネットワークは脳のエネルギー消費量の70%を占めており、時には雑念が浮かび、それがストレスを生みだすこともあります。
以前のトピックのマインドフルネスがこのネットワークを良い方に活性化させて疲れを解消させる事を書きました。
しかしこのネットワークは脳の中で情報を整理する重要な役割を果たしていると考えられています。
脳の情報処理には、3つの段階があります。
情報を入れる「インプット」
次にデフォルト・モード・ネットワークによる「整理」
そして、話すなどの「アウトプット」
しかし、ぼんやりすべき時にスマホを使いすぎると、この「情報の整理」が行われないため
脳がまるで、ごみ屋敷のようになって脳疲労が起こるのです。
学生時代の試験前の勉強を思い出してください。
日中に猛勉強して、しっかり睡眠をとると何故か翌日の朝は脳がスッキリして勉強した内容が頭の中で整理されている感じがします。
しかし頑張って徹夜して勉強してしまうと、翌日はぼんやりして覚えたことも思い出せなくなってしまった事を経験してませんか?
これは脳の中に詰め込まれた膨大な情報が整理されてなくて脳が疲労しているんです。
ぼんやりする事や睡眠は、脳に入ってくる情報を次から次へと整理してタンスの引き出しに格納してくれます。
だから情報を素早く見つけることが出来ます。
しかし整理されていないとゴミ屋敷のようになって見つけられません。
スマホが息抜きだと考えているかもしれませんが、息抜きが息抜きになっていなくて
そのスマホが「脳過労」を憎悪させる最大の原因になっている人が多いんです。
知らず知らずのうちに脳を脅かすというスマホですが
子どもの場合、より深刻な影響を示唆するデータがあります。
仙台市の中学生の数学の学力と、スマホの利用時間、その関係を調査した結果です。

最も点数が高いのは、スマホを「全く使わない」、もしくは「1時間未満」という生徒たちでした。
スマホを使う時間が長ければ長いほど、平均点が下がっていく傾向が見られます。
この点数が下がっているのは、勉強していないからではないかと思われるかもしれないのですが
この調査した生徒たちの勉強時間は、ほぼ同じだったんです。
今このスマホによる脳疲労を解消するサービスがあります。
それは「デジタル・デトックス」です。
デジタル機器を手放して、スマホ依存から脱却するきっかけを作る体験のことで
最近、これを売り出すホテルや旅行会社も登場しています。
肥満解消の断食にも似たこのサービスですが、デジタル機器を預けて自然の中でゆっくり過ごす試みです。
読書をしたり、山の中を散歩したり、たき火をしたりしてリラックスします。
たき火の炎がいいんです。
チカチカ動いてるというのもありますし、音や光の状態というのが、いわゆる「揺らぎ」の状態です。
揺らぎの状態があるとリラックスしやすいとか、あとはデフォルト・モード・ネットワークが出やすいというふうにいわれてます。
私も庭で焼き豚作りでたき火をしましたが、炎を見ていると癒されます。
心の底からリラックス出来ます。
それほど遠くに行かなくても、もっと身近な、今日からできるデジタル・デトックスというのがあります。
例えば
◎ お風呂やトイレ、寝室にはスマホを持ち込まない。
◎ 食事中や会話中はスマホを慎む。
◎ 皿洗いなど無心になれる単純作業を行う。
◎ 散歩やひなたぼっこを積極的に行う。
◎ 四季折々の食べ物や行事を大切にする。
ほんのささいな習慣でも効果的だそうですよ。
是非生活の中に取り入れて実行したいものです。